五月晴れの金沢の小さな商店街「新竪商店街」で、ある作戦に参戦いたしました。
その名の通り、珈琲のイベントですが、その中身の濃いコトったら・・・
石川県の名だたる珈琲ショップならず、県外からは東京、神奈川、遠くは沖縄からも珈琲の強者どもが我こそはと集い、それぞれの趣向を凝らした作戦を繰り広げる、なんとも薫り高いイベントなのです。
昨年からスタートしたそうで、今年はアトリエKiUも隅っこでひっそり参戦。
参戦してみる?とお話があったのがGW直前だったため、準備期間がほとんどなかったものの、全力で参戦しましたよ〜〜!!

珈琲のワークショップはもちろん、珈琲スプーンやトレーなどを作れるワークショップもある中、アトリエKiUは、珈琲豆の麻袋を使ってバッグを作ってみました!
その珈琲豆の麻袋を譲ってくださったのは、近江町市場のそばにある「東出珈琲店」さん
金沢に遊びに来てくれる友人にもオススメしている、自家焙煎の珈琲店です。
このイベントのお話があったその日に、人見知ラーasacが、東出さんに電話攻撃で作戦開始を実行できたのも、いつか珈琲豆の麻袋でバッグを作ってみたいと、密かに暖めていたから。
あの独特なプリントと、チープでワイルドなジュート素材を活かしたバッグは、絶対に格好良くなるハズ!と、妙な自信があったのです。
オーナーの東出さんとは、面識はあったものの、きちんとお話ししたコトはなかったのに、いきなり「麻袋を分けて下さい!」という突然の図々しい申し出に、それはそれは快く了解して下さいました。
これがまた、へなちょこasacに俄然、勇気を下さった訳です。
お言葉に甘えて、翌日にはいそいそ出向いて、頂いてきたのがこの麻袋達。

おおぉ。やっぱりステキです。
でも、東出さんもおっしゃていましたが、思った以上にホコリっぽく、ザックリ度もなかなかのモノで、とてもナマの状態では使えなさそうです。
先ずは洗ってみる?と実験開始。

あうぅ・・・(右が洗った豆袋)
せっかくのプリントが・・・おじさんが消えかかってるぅ・・・
裏面の文字はほとんど消えてしまいました。残念。
しかも、洗ってもザックリ繊維のチクチク感は変わらず、かえって洋服にくっついてしまいそうです。
それならば・・・
これまでサンプル制作で培った知識と人脈で・・・

フッフッフッ。
マットなPVC加工を掛けてもらいました。
これなら、豆袋のイイ雰囲気を保ちつつ、丈夫にもなっちゃったゾ。
なんと言っても、チクチクしないし、繊維が洋服にも付かない!
でも、この加工が上がってきたのが、イベントの10日前だったのでした。
もったいぶって、続く。